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少年実話 11

明日で12月ですが、12月が来ると彼女を思いだします。
彼女が今、どこで?何を?しているのか・・・見当がつきません。
彼女は指名1・2を争う人気者でした。加えて、出勤率も高く、
勤務態度も良好な風俗優等生でした。
忘年会シーズンもあり、朝から予約の電話が鳴りっぱなしでした。
街中が大騒ぎのこの頃は、風俗業界は一番のかき入れ時です。
「外国の方なんですが、接待で利用したいので…。」
東京で仕事する上でこういう依頼が年に数回あります。
既に特別会員の方から頼まれ、彼女に連絡をとりました。
彼女は帰国子女なので英語も堪能で、外人さんは、いつも担当でした。
「事務所で、どんな人か確認するけど、問題なければ受けてイイか?」
彼女は「○○さんの紹介なら、大丈夫でしょー。」とOKをくれました。
夕刻、電話してきた会員さんと180cmくらいの米国人が来ました。
彼は片言の日本語で「こんにちヘ」と挨拶をしてきました。
スリーピースのスーツを着込み、シガーを嗜むジェントルマンでした。

付き添いの会員さんが彼の名刺を見せました。そこには
”○○○証券 アジア部門 日本支社 ゼネラルマネージャー”と、
ごタイソウな肩書きが書いてあり、笑えました。
「入会金と本日分の料金、及び特別手数料です。」と270万を出すので、
「多過ぎるので、受け取れません。定額で結構です。」と断りました。
初めからチップを奮発する客にはロクなヤツはいません。
「それから、アップをご希望ですが、初回は1チャージしか無理です。」と
断ると米国人の男は「Why!!」と首を傾げました。
ここは、お金ではなく、信用だと説明しました。
「PLAY前に食事に付き合ってもらう位、イイだろ?」米国人が言うので、
「それは彼女に聞け。」と答えました。
「OK、俺の誘いを断るレディーはいないよ。」と自身満々にいいました。
彼女の紹介写真を見せると米国人は一気にノリノリになり、
「WOH!!本当か?本当に、この子が来るのか?」と何度も聞きました。
翌日、指定時刻の20分前に「おはようございます。」と彼女が着ました。
「ヤバイ時は、直ぐに電話!」と言うと「相変わらず心配性なんですね。」と
彼女は屈託のない笑顔で微笑みました。彼の宿泊先である品川駅前の
某ホテル駐車場で彼女を降ろし、暫く停車して様子待ちをした。
彼女から、「全然、OKでーす。」と連絡が入って安心して
事務所に戻りました。4時間後、精算をしに彼女が戻って来ました。
明日から2日間アップで、前金で支払うと米国人からの伝言があり、
彼女は全額と同額のチップまで貰っていました。

それでも、何か嫌な感じがする…。
彼女は思い過ごしだと俺に言い、自分はOKだから受けて欲しいと頼まれた。
その場で彼に電話を入れた。「アナタは素晴らしいスタッフをお持ちだ。」と
意味のない誉め言葉で感謝の意を表し、その後、彼女と何分か話していた。
無事に2日間過ぎてくれと思いながら、恐れていた事は最終日の夜に、
最悪の形で起こりました。彼女から唸り声で電話が入りました。
「・・・ぅう・・・ぬぅ・ぬぅ・抜け・・な・い・・いっ・いたいよ・・・。」!!!
喋れない程、危険な状況はありません。急いでホテルまで行きました。
前もって、勘でヤバイと感じる客には部屋のスペアキーをいつも
預けてもらう様にしていました。押し入った部屋の中では、
自分の想像を遥かに超える光景が待っていました。
彼女の股に米国人の右コブシがメリ込み、シーツに血が滲んでいました。
米国人は、いわゆるフィストマニアだったのです・・・。
そのまま米国人の股間を思いきり蹴り上げ、動けない彼女に落ちていた
バスローブを着せ、写真を撮り、闇医者に電話しました。
俺の到着後、彼女は”ひきつけ”を起こし出し、大変危険な状態でした。
彼女の口にフェイスタオルを入れ、舌を傷つけない様にして
体を摩りながら闇医者の到着を待ちました。30分後に到着した
闇医者は驚きながら処置をしました。麻酔を打ってチカラが抜けたところを
一気に引抜きました。「ぐぅーーーーーう。。」彼女が唸りました。
そのまま、闇医者が彼女を抱きかかえ病院に行くと言うので任せました。

部屋に残された米国人は
「アイム・ベリー・ソリ−。彼女とフィストしたのが…。」
言い終わる前にスタンドライトで殴っていました。泣きながら、
米国人は謝るだけでした。
2時間後、彼女は無事で、生殖器の機能も2ヶ月で完治すると
連絡があったので、紹介者と米国人をホテルのロビーに集めて、
彼女の怪我の保証をさせました。この時、怒りがおさまらずに
交渉した金額が生涯で一番大きな額でした。
その後、彼女の病室に行き、闇医者に様子を聞いて金を払い、
保証契約書を手に麻酔で眠っている彼女に一晩付き添いました。
「病人じゃない人はココで寝ないでよ。」と寝てしっまった俺に声を掛けて、
「ご迷惑掛けてスミマセン。○○さんの言う事聞いとけば…。」と言うので
「受けたのは俺の判断ミスやった。申し訳ない。」と保証契約書を渡しました。
内容を読むと彼女は「こんなに貰えるんですか?」と聞くので、
「当然や。全額、君の物や。」と伝えて帰りました。
それから、退院までの2ヶ月間、毎日見舞いに行きました。
お正月だけは外出許可を取り、ウチに招待して豪華な仕出し弁当を
2人でたべました。抜糸も済み、いよいよ退院の前日、彼女は一通の
手紙をくれました。後で読んで下さい。とお願されたので従いました。
自宅に戻り、彼女の手紙を読んで笑いました。文面には、
「色々、お世話になりました。勝手ですが、明日は一人で退院します。
 ガバガバ女になってしまったので、お仕事は辞めさせて頂きます。
 保証を取りつけて頂いたので、不自由なく暮らして行けそうです。
 お金に困ったら、無利息で貸してあげますよ。」
退院の日に”さよなら”と電話があり、そのまま彼女は姿を消しました。

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純愛・恋愛 | 【2017-07-28(Fri) 20:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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