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残暑のちょっとしたホラー

では、この合間に投下します。
我ながらネタ臭いと思うので、そういう話がツマンネと思う人は
スルーしてもらえればと思います。

私の彼氏は双子です。
私はもちろん見分けることが出来ますが
かなりよく似た双子だと思います。(特に声は同じといっていいかも)

で、彼は弟で大学院生、双子の兄はもう結婚をして独立しています。
ある日、私の友達から電話があって、
「アンタの彼氏が今、××通りを、女と腕を組んで歩いてた」と言うのです。

けど、当の彼は私の隣にいたので、「それ彼の双子のお兄さんだよー。」と
笑い飛ばしましたが、その日は平日。

彼兄は土日が休みの会社勤めで、街にいるのもおかしな話。
しかも女と一緒で腕組んでるって・・・。
加えて一緒に歩いていた女の容姿を聞くと、
どう考えても私の知ってる兄嫁じゃない・・・。

彼がお兄さんのケータイに電話をしてみたけど出なかった。
浮気してるのかな、一体誰なんだろうね、
本当にお兄さんかな?と二人で話しつつ、彼の家に着いた。

兄夫婦と彼は同じマンションの違う階に住んでいてとても仲がよく、
私のこともかわいがってくれていたので
ちょっと兄嫁の様子でも見に行ってみようか、という話になり
兄夫婦の部屋に向かいました。

兄嫁は、専業主婦なので、家にいることが多いはずなんですが
インターホンを鳴らしても出ない。
買い物にでも行ったのかな?と話していると、
彼が「なんか聞こえない?」と・・・。

ドアに耳を当ててみると、部屋の中から「うう・・・うう・・・」とうめき声?が聞こえる。
具合でも悪いのかも!とドアを叩いたり、「お姉さん!」と呼んだりしても
一向に「あう・・・うう・・・」と聞こえてくるだけで返事もなければドアも開かない。
なんかヤバいんじゃない?ということになり、合鍵を持ってくることにした。
(ちなみに彼の両親の持ち物のマンションです)

ドアを開けて中に入ると、ベッドルームのドアが開いていて、
目隠しとさるぐつわ?をされた上、両足と手を縛られて、
ほぼ全裸の女の人がベッドにうつぶせに倒れていた。
目隠しをされていたので、すぐはわからなかったけど兄嫁でした。

意識はちゃんとあったので、ガウンをかけ、さるぐつわと目隠しを取ると
彼の顔を見るなり「ひっ」と声にならない声を出した。
「見ないでよ!あなたがいけないのよ!あなたのせいでしょおぉ!!」と泣き出した。
どうやら、彼を兄と間違えたよう。

私が「あの・・・違いますよ、お姉さん。弟のほうです」と言うと、
彼の顔をよく見て我に返ったのか、今度は
「あの人には言わないで!お願いだから言わないで!!」とまた泣き出した。
と同時に、いきなりクローゼットからパンツ一枚の男が飛び出てきて
「すいません!すいません!」と土下座?に近い状態で平謝り。

どういうことか話してくれたら黙っててもいい、と条件で状況を聞きだした。
やはり彼兄は浮気をしており、兄嫁もそれを知っているが
やめさせることができず、別れることもできないで苦しんでいたとか。
嫁が浮気を知っていることを、彼兄も承知しており、
それなのに別れないから何をやっても大丈夫状態になってしまい
好き放題に女と遊んでいるらしかった。

兄嫁は、その苦痛から逃れるため?に
自分も浮気をすることでバランスを取ろうとして
クローゼット男とつきあうようになり、ヤってる真っ最中だったそうです。
男も、インターホンが鳴ったのドアスコープを覗いたら
ダンナがいたので(実際は弟だけど)、帰ってきたんだと思い、
慌ててクローゼットに隠れたと言っていました。

彼は、自分の双子の兄がそんなことをしているのは許せない、
俺が話をつけると言ったんだけど、自分がチクったってバレたら後が怖いし
しばらく放っておいて欲しい、いずれは決着をつける、と兄嫁が言うので、
彼は納得いかないようでしたが、とりあえずは黙ってることにしました。

それから2ヶ月くらい過ぎてから、彼から、兄と兄嫁が離婚した、と聞きました。
どうやら兄嫁が浮気してることが兄に知られてしまい
兄は自分も浮気してるくせに棚に上げて兄嫁を責め、
双方の両親に二人とも浮気してる事実が表面化して、離婚したそう。
私は兄嫁が好きだったので、かわいそうだな、と思っていました。

ある日、彼と二人で部屋にいると、兄嫁がやってきました。
兄嫁はなんだかやつれていて、疲れきっているみたいでした。
私が、「あの・・・お疲れみたいですけど、大丈夫ですか?」と聞くと
「大丈夫よ。あなたが主人にバラしてくれたおかげで、この有様だけどね」と言う。
「えっ?私は話してないです」と弁解しても
「いいのよ、もう終わったことだから。
あなたも黙っていられなかったのよね、あんな事。
私だって、逆の立場だったら黙ってられたかどうかわからないもの」と聞いてくれない・・・。

彼が援護に入り「彼女は何もしゃべってないですよ」と言っても
「そんなことなんであなたがわかるの?あなたの知らないところで
彼女がしゃべったかもしれないじゃない」

・・・完全に私がチクったと思ってるんだ・・・。

弁解すればするほどウソ臭くなると思い、私が黙っていると
「はあ・・・疲れたわ、ほんと。離婚って大変なのよね。
私、今日はここに泊めてもらおうと思って来たの」

(゚д゚)ナンダッテ?

「いいでしょ?」と当たり前のように言うので彼が困って
「いや、男の一人暮らしに女の人を泊めるわけには行かないから」と言うと
「だってどうせ今日は彼女(私)も泊まるんでしょ。だったらいいじゃない」

なんだかちょっとイッっちゃってるような目をしてて
危ない雰囲気だったからか、「わかった、でも今日だけだから」と
渋々彼が承諾してしまったので、私も泊まることに。
(本当は帰るつもりだった)

兄嫁がお風呂に入っている間に、彼が兄に電話をしても出ない。
自分の両親に電話をして、兄嫁の実家の電話番号を聞こうとするも
両親海外旅行中だった・・・。
どうしようもなくなったので、観念して、私と彼がベッドルームで、
兄嫁はソファで寝てもらう事にしました。

私は普段は眠りが深いんだけど、
ジャキ・・・ジャキ・・・と音がしてなんとなく意識が戻った。

ふと目を開けると、目の前にぼんやりと人影が!
「ひいぃっ!」と変な声を出してしまい、彼が目を覚まして「どうした!?」と
言うのと同時に電気をつけた。

明るくなって目にしたものは、ハサミを持った兄嫁と
そこらじゅうに散らばった髪の毛。
彼が「お前なにやってるんだよ!」と怒鳴る声でハッとして髪を触ると、
背中の真ん中くらいまであった髪の一部が、
あごくらいまでバッサリ切られていた。

彼が兄嫁につかみかかってハサミを取り上げ、
「大丈夫か?」と私に駆け寄ってきました。
私はあまりの怖さでパニックになってしまい、ガタガタ震えて泣いていました。
「あんた、こんなことしてタダで済むと思ってるのか」と彼が言うと
「しょうがないじゃない。少しはこの子にも痛い目見てもらわないとね。
髪の毛だけで済んでよかったと思いなさいよ。
私なんかこの子のせいでなにもかも失くしたんだから!
あんなにかわいがってやってたのに、裏切り行為じゃないの!」

え~、私チクってないって言ってるじゃん・・・(ノД`)

「警察呼ぼう」と彼が携帯を手にすると
「別に警察なんか怖くないわよ。もう失くすものなんかないんだから」と
別段動じる様子もなかった。

「じゃあ、私帰るね」と兄嫁が出て行こうとしたので
彼が「てめえ、待てよ!ふざけんな!」と止めようとしたけど
警察沙汰にしたら逆恨みされそうだし、
私はとにかく怖かったしショックだったので
「いいよ・・・もういいよ、やめよう。私家に帰りたいよ」と号泣しました。
でも、よく考えたらそんな髪で家に帰るわけにも行かず、
次の日朝一番で美容院に行き、兄嫁のことはもう放置することにしたんです。
彼はその後しばらく警察に行こうと言っていましたが・・・。

それから1年ちょっと過ぎましたが、兄嫁がどうしたかは知りません。
私の前にも一切姿は現してないので、
とりあえずは髪の毛だけで気が済んでくれたようです(´Д⊂
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純愛・恋愛 | 【2017-02-23(Thu) 00:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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